プラスチックごみの海への流出は、毎年、少なくとも800万トンに及び、世界の海には1億5,000万トンものプラスチックごみが存在します。さらに、プラスチックが劣化し細分化したマイクロプラスチックは、地球のすべての海に広がり、海洋生物や海鳥の生命を脅かしています。ますます増大する海洋ごみへの一刻も早い対応が、社会全体に求められています。
遠州灘海岸では、1988年に、ポリ袋を誤食し腸閉塞を起こしたオサガメの死体が漂着しました。それ以来、サンクチュアリでは、野生生物の生命と生息環境を守るために、ビーチクリーンアップやごみを捨てない人を育てる環境教育などを進めて来ました。2018年からは、マイクロプラスチックゼロプロジェクトを開始して、浜松海岸に14基のごみ箱を設置し年間10トン以上の海岸ごみの回収やマイクロプラスチックの回収、体験型環境教育を一層進めています。さらに、2021年から誰でも気軽に海洋ごみ問題に取り組んでもらえるように、海洋ごみゼロプロジェクトを開始しています。
海の環境やウミガメなどの海洋生物を守るため、海洋ごみの削減と新たなマイクロプラスチックの発生の抑制を目指した活動です。遠州灘海岸からプラスチックごみを海洋へ流失させないために、海岸ごみの回収や分別、海岸のマイクロプラスチック回収に取り組みます。海岸での体験型活動でマイクロプラスチック問題の現状を知り、理解を深め対策を考える機会となります。
グループ・団体の社会貢献活動や企業のCSR活動などでご参加下さい。
※学校などの体験学習・環境教育でのご参加を検討されている方は、学校・団体・企業のページをご覧下さい。
海岸をきれいにしたい。海洋ごみ削減のボランティアをしたい。個人やグループで簡単にできることはないだろうか?でも、どうしたらいいのか分からない。そう考えている方に、最適の活動です。サンクチュアリネイチャーセンターで、海岸清掃やマイクロプラスチック回収の道具セットをレンタルしますので、手ぶらで活動出来ます。回収後の海岸ごみは、ネイチャーセンターでお引き受けしますので、誰でも気軽に海洋ごみ削減のボランティアが出来ます。
また、ボランティア活動参加証明書の発行が出来ますので、必要な方はお申し出下さい。
活動お問い合わせ・お申込み
サンクチュアリネイチャーセンターまでご連絡ください。